2009年1月26日月曜日

定食で停職の君に。



先日、神奈川県の職員が自宅のパソコンとプリンターで
県庁舎の食堂の定食用食券20枚(470円分と500円分を各10枚)を偽造し
食堂で実際に使用して停職というニュースを見た。
これまでに6枚以上使ったということで、未使用分6枚を除く14枚分の6790円を
食堂に弁償して謝罪…
6790円で6か月もの停職とは、かなり金額に合わない犯罪だった。
そういう計算もできないような県職員とはどんな人物像なのだろうか。
私は自分の中で一度も会ったことのない君のことを何度も想像した。

理由について供述で「実家への仕送りのため、貯金するためだった」って、
6790円くらい貯金して君はいったい合計どのくらいの金額を
そして「いつ」送金するつもりだったのだろう。
私はそこでざっと計算してみた。1か月の間にSaveできた金額が6790円。
1年バレずに頑張ってみて81480円。しかも1度81480円仕送り…
そこをがんばって5年に渡ってちまちまとパソコン使って食券偽造して
更に人目を気にしてちまちまと使い続けて407400円…
かなり気の遠くなる仕送りだ。

効率重視の資本主義社会において、君はかなり非効率な存在だ。
かつグローバル化が進む世の中において、君はかなり維新前的存在だ。
そんな君の思いをどうやってかなえられるだろうか。
そしてそんな君をどうやって現代社会へと連れ帰れるだろうか。
私はその両方をかなえるためにある提案をしようと思う。

君は一発大逆転が狙える銀行強盗にチャレンジすべきだ。
公務員ということだし、エロビデオを見る時間を惜しんでまで
ちまちまPC駆使して本物そっくりの食券を作っているような人物だから
かなり緻密である反面、かなりのバカでもあるわけだ。
偽札づくりなどという大胆なこともできず
ただ偽食券づくりしかできないような君のことだ。
「今どき銀行強盗なんてできねえよ」と多くの人々が思っていても
なぜだか君はそれを遂行できそうな気がするのだよ。

あまたの小説家が銀行強盗を題材にして作品を書いている。
その中でも、あまりに非現実的でバカっぷりが痛快な
伊坂幸太郎作品をお勧めしよう。
君はただちに君の6790円save my parents計画に賛同してくれる
有能な仲間たちを集めて、思いっきりカッコよく都銀から、いや
君には信用金庫の方が似合うだろうか…
まあどちらでもいいから伊坂幸太郎小説並みにデキスギ銀行強盗を実行しよう。

停職中の6か月のうちに、彼の作品をしこたま読む。
それこそエロビデオ見る時間を惜しんで伊坂幸太郎作品を読む。
そしてそのハツカネズミ並みの脳みそを駆使して
銀行強盗の計画を立てるんだ。
そしてsave my parents計画に賛同してくれる、そして
大金で一発逆転を狙っているような住所不定無職の友を探し
何度も夢の中で強盗が成功裏に終わることを想像し
台本通りに動けるように体を鍛えよう。

そして私は君を待っている。
6か月後にまたネット上で君と再会できることを。

そしてそのとき、君は気づくだろう。
真面目に働いているのが一番だということを。

しかしそれでいい。
人はミスをする生き物だ。
軽症、重症いろいろあるが
私は一度も会ったことのない君が食券偽造で停職になっても
なぜか懲りていないような気がするのだ。
だからこそ、君が一番心の底から理解することができるレベルの
罪を犯してみればいいのだと思う。

定食で停職…そんなギャグみたいな事件を聞いて、
私はこんなことを思っていた。



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2009年1月20日火曜日

一億総タケコプター化計画


その昔、私は「ドラえもんの道具で何が一番欲しい?」と言われ
あまたの級友が「どこでもドア」と言う中で
「タケコプター」と言ってみんなに「何で?」と驚かれた。
「どこにでも行けるから」と答えると
「それならどこでもドアで十分じゃん」と一蹴される。

皆、旅の楽しみというものを分かっていない。
その場所に行くまでの過程が楽しいんじゃないのかね?
デートも最初にどこに行くか、何を食べるか、いつ手をつなげばいいか
その後のうんぬんかんぬん…などという妄想が楽しいのじゃないかね?
私のタケコプターへの熱い思いは誰にも理解されることなく
合理主義を信条とする味気のない多くの「スネ夫」たちによって
粉々に打ち砕かれてしまった。

別の「スネ夫」にはこうも言われた。
「だいたいさ、髪の毛に直接タケコプターつけてぐーって上に飛んだら
髪の毛抜けるじゃん。俺いっつも気になるんだよね」と言われて
ますます腹が立った。

あれから20数年が経過した今となっても
私のタケコプターへの思いは色あせることがなかった。
そんな夢のあるナイス30'sの頭を悩ませるのがこのニュース。

風車の近くに住む住民に頭痛やめまいなど体調不良を訴える人が
増えているという記事。
風車が回る時に出る音が原因ではないかということで環境省が調査をするようだ。
うーん、せっかく環境にやさしいことやってるのに
人間に害があるかもしれない…というのはなんともつらい話だ。
インチキエコロジストの私はこうしたマイナス要因が見つかることによって
「なら風力発電なんてやめちまえばいいさ」という意見を言う
極端な人たちが増えるかもしれないという懸念を抱く。

そこで私はまた考えた。
日本という狭い国土に風力発電所を建設するということ自体が
もはや無謀なのではないか?
渡り鳥がぶつかって生態系に影響を与えるとかいう以前に、
風車同士がぶつかって壊れる、というくらい過密な状態で建設するか、
それくらいじゃ役に立たねえよ、というくらい少ない数しか建設されないか、
極端にいえばそのくらい立地環境の選択肢はない。
国土も狭けりゃ資源もない、口と根性が曲がった首相が舵取りをするこの国で
もはや「明日のエコでは間に合わない」などと国民を煽っても
曲がってんだから、曲がった方向にしか進まないのだ。

であれば、一億総タケコプター化計画を打ち建てればいいのではないか。
大きなタケコプターをそれぞれが1つずつ頭の上においておけば
好きな時に飛んで行けるし、黙って外を歩きながらでも
発電することができるじゃないか。
しかも極端に大きくないから、発電時に低周波が出て
頭が痛いということもないかもしれない。
なんて素晴らしいのだろう。どこでもドアならぬ「どこでも発電」
しかもいつでもどこでも飛んで行けるタケコプターにもなる。
飛んで行った先でもすぐに発電。便利極まりない。
しかもおしゃれな3色展開、などとすれば女子高生も発電するだろうか。
なんと素晴らしいアイデアではないか。
私は今いつになく本気で考えている。

もはや地球を救うのは猫型ロボットではない。
たれ目型ビジネスマンに違いない。
なで肩ビジネスマンでも可。

私は続けて、再生可能エネルギーについて考えてみた。
風力、太陽光などの自然エネルギーもすばらしいが
メタンガス発電、バイオマス発電の類で「おなら発電」
頭皮のつややかな男性鏡のような頭皮を利用した「頭皮発電」
もうこれはドクター中松を越えられそうな勢いで
さまざまなモデルが浮かぶ。
これを天才と言わずして何というか。

今日も自分のアイデアに酔いしれてしまった私であった。


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2009年1月14日水曜日

容疑は公務執行妨害なのか



土佐犬が警官に撃たれるという事件を耳にして、善良な市民の私は
「警官が精神的に病んでいて、つい土佐犬を撃ってしまった?」
と思って心を痛めたのですが、よくよく記事を読んでみると
若干様子が違うではありませんか。
現場付近の住民から「飼い犬が襲われている」などと110番があり、
警察官4人が出動、パトロールしている中で、
土佐犬は近くの飼い犬1頭をかみ殺したという話です。
この土佐犬は体長1.25メートルで体重45キロのサイズらしく
犬としてはかなりデカイ。
極小サイズの私の妻とそう大差ない大きさの犬が、
飼い主の家の敷地内で放し飼いになっていて、
1.5メートルの柵を飛び越えて逃げ出し、悪事を働いていた様子。

私はその地獄絵図にわなわなとふるえました。
大きな声では言えないが私の妻もまた、この土佐犬並みに凶暴なので
サイズといい、その土佐犬の取った行動といい、
とても他人事とは思えないのです。

かつて彼女は上司に「うちの部で放し飼いにしている」と
形容されたこともあったようです。まさに闘犬キャラ。
今ではセコム以上に我が家の頼もしい番犬、いや番人です。
いつも何かにかみついてクレームをつける姿に他人のふりをしたくなるのですが
ちょっと自分で文句つけるのも面倒だな…手を汚したくないな…と
思うようなときには、この妻を焚きつけて電話をかけさせるという
ちびまる子ちゃんに登場する卑怯なキャラ「藤木くん」並みの
行動に出てしまう腹黒い私。
「射殺されたのが妻でなくてよかった…」とひそかに胸をなでおろしました。

土佐犬を射殺した警官は襲われそうになって撃ったようだが
やはりこういう時に射殺された土佐犬の容疑は「公務執行妨害」ということに
なるのだろうか。そして警官は正当防衛なのだろうか。
些細なところに今回も悩む典型的なA型人間の私です。

ちなみに今回のレゴ作品中のレゴ男爵、犬に自慢の帽子を取られて
ハゲをさらしてしまっております。
ちょっと小技をきかせたりもしてます、ハイ。

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2009年1月12日月曜日

芸"NO"人を目指して…



ルネッサーンス!
いやはやご無沙汰しておりました。
「全然更新してないやないかーーーーーーーい」とレゴ男爵の声が
どこからか聞こえてきたあなた、かなり市ヶ谷LEGO Streetエキスが
骨の髄まで回ってる感じですね。
連日連夜、私も内臓のアルコール消毒を重ねていましたが、
鏡開きも終えましたし
成人式も乱闘に巻き込まれることなく無事終了しました。
授業のために始めたこのブログ、諸悪の根源であるその授業も明日で終了。
ということはブログも終了?
「めちゃくちゃ短いやないかーーーーーーい」
とレゴ男爵がまたまたワイングラスをカチーン。
一部のコアなファン層の方から
「まだぜひ続けてください」との声もいただきました。
「最近レゴ作品づくりの才能の限界を感じつつ、
それをカメラワークでごまかしているのでは?」
「最近家族の作品が多いのでは?」と思われた方もおられたか、と思いますが
いえいえまだまだ、年男の私。
できる限り頑張らせていただきますので、コメにて激励をお待ちしております。

さて、先日次男の幼稚園行事で凧づくりを親子でしたのちに近くの原っぱで
作った凧をあげるという風流な催しが行われました。
「これホントにあがるのかよ」と思った息子の「関東バス」柄の凧でしたが
風をいっぱいうけて無事に大空へ。
他の子供たちの作った凧の絵も様々で、
かわいい果物やら花、乗り物が描かれて
心がすがすがしくなるようなものもある中で、
タコの絵が描かれた凧が空を飛んでおり、
「末恐ろしい幼稚園児だな…」と思わず唸ってしまうものも。

そんな中で、園長先生が現われて、
ご自分の手作り凧をあげはじめたのですが、
それがどの凧よりも高く上がっていき、どんどんどんどん遠くなり、
マンションの最上階よりもさらに高く上がっていったことに嫉妬を覚えました。
実はこの園長、妻が始業式で見た光景によると、
園長先生新年のご挨拶のあとにこま回しを披露したということで、
軽快なトークの間に軽く駒に糸を巻いて
「では」という一言を発したかと思うと駒をひょいと投げて
左手の手のひらの上で器用に回したというじゃないですか。
しかしそれでこの園長の技は止まらず、
右手と左手の指数本で駒に巻いていた紐を
ピンと張って、その紐の上を左から右に駒を綱渡りさせたというでは!!!!
そして紐の端まで来た駒をこれまたひょいっと空に浮かせてナイスキャッチ。

「思わずこれって宴会芸?って感じだったよ」と興奮気味に妻が語るのを見て
非常に感銘を受けたわけですが、駒のみならず凧あげもうまいとは。
いつしかそれが嫉妬に変わった瞬間でした。

強風のために凧はそのうち右に左にと暴れ始めて急降下。
電線にひっかかりはしないかと、職業柄ハラハラさせられましたが
無事に捕獲されたようで、最後まできっちり決めてしまうあたり、
ますます嫉妬。

この私、レゴを作る以外に芸のない、妻の言うとおり「つまらない」男ですが
(え?レゴも芸ではない?)
今年は逆に「芸NO人」つまり、芸のない人間を目指して
邁進しようかと思っております。
その前に、破たんしかけている修論をなんとか修復しつつ
卒業にこぎつけたいと思っております。
今後ともどこまで続くかわからないこのブログをごひいきに。


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2009年1月7日水曜日

初心にカエル、ヨミガエル!


昨日、おくればせながら初詣にでかけた。
欲深い妻によって念入りに選択された神社は3つ。
本当ならあと2つはお参りしたかったらしいのだが、やや距離があったので
断念したらしい。どこへ行きたかったのか聞けば「川崎大師」という。
どこまで回るつもりだったのだろう…恐ろしくてその先は聞けなかった。

まず明治神宮へ行き、続いて東京大神宮、そして最後には靖国神社。
そこで良心的で家族思いの私は、家族全員の健康と事故がないことを願ったが
妻に「パパが無事に社会復帰できるようにお願いしておいたから」
と言われて、ふと思う。
「そうだった、俺社会復帰できんのか?」
言われれば言われるほど帰り道でふと、どこに異動になるのかが
不安になってきた。

わが社には「サケ・マス人事」なるものがある。
サケは生まれた川に戻ってくるというが、新入社員で配属されたところへ
いずれまた戻ってくるという人事のことだ。
北海道ならではのネーミングと笑いたければ笑うがいい。
だが今、私はこの「サケ・マス人事」を酷く恐れている。
私が新入社員として配属されたのが、北海道の遥か東、
人よりも牛の数の方が多いという小さな田舎町だった。
車で寮から10分も走れば「牛臭い」サイロだらけの光景、
1時間走ると自衛隊の演習場から聞こえてくる実弾射撃訓練の音。
夜に演習場そばを通ると訓練の実弾が演習場の中で落ちてどどーんと燃えたのか
花火並みに一定の時間をおいて空が赤く光る。
花火だと思えばきれいなのだろうが、実弾だと思うと思わずちびる。
被弾しないことだけを願って過ごした日々、あの頃私は22歳だった。
まだはげることも太ることも老い全般が怖くなかった
ジャニーズ系の若者(自称)だった。

しかしあれから12年、今の私はとにかく怖い。
帰りの電車の中で天然「北の国から」なあの町の思い出がよみがえる。
丑年なだけに線路を走る列車のガタンガタン…という音の合間に
「もおおおおう、もおおおおう」と聞こえ
駅メロがそれこそ「北の国から」のあのさだまさしの歌にも聞こえる。
オカルトだ。ふと顔をあげると乗客全員が牛の顔に!!!!!
再びちびる寸前だった。

初心にかえろうと思ったが、かえりたくないかも…と思った一日だった。

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2009年1月1日木曜日

ルネッサ~~ンス2009


新年を迎えた。
今朝実家に電話をしたところ、一晩で50センチの降雪とのこと。
さすが北海道。いくら温暖化でも毎年帳尻が合うようになっている積雪量。
それに引き替え素晴らしいのは太平洋側の気候。
こんなにも冬が晴れるのかと感動する毎日である。
妻などは「一体いつまで布団も洗濯物も外に干せちゃうわけ?」と
喜びの悲鳴を上げている。
北海道では10月の末の時点で洗濯物は室内干しへ。
この時期に干したりなんかすると、洗濯物で釘が打てるほどだったり
粉々に靴下が割れてしまうほど凍ったりしてしまう。
(若干大袈裟か)

この年末年始、私はyou tubeに浸り切りだった。
レコ大や紅白のみならずCDTVやMステ、どこを見ても誰が誰だか分らず、
「いきものがかり」ってどんな係かね?とか
「青山テルマ」って「六本木ヒルズ」と同じような施設?
というような有様で、もはや懐メロ不足に苦しんでいた。
かといって80年代の曲を集めたCDに手を出すのは
花も恥じらう35歳の自分にはちょっとできない…
ということで、連日連夜懐かしい曲三昧。
きっかけは小室哲哉逮捕によるTMネットワーク回顧に始まる。
そこでかつてまだ女子にモテモテだった時代にタイムスリップ。
数々の映像と音の海に溺れながらふと思う。
「ところで彼ら今何やってんの?」
そこでやっぱり検索してしまう私。
そしてたいてい私が昔憧れたあのボーカリストやギタリストたちは
見るも無残な姿に変わり果てていた。
2倍くらいに増量していたり、
頭が冬の枯れ木のように寒々してしまっていたり、
顔がドルーピーのようになっていたり…

そしてそういう彼らを見て私はふと思うのだ。
「ああ、俺だけじゃないんだ」
東京に来て、不規則な生活を送った結果、私は今2キロ増量。
人生最大の太り具合に陥っている。
頬もフラッシュつきで写真撮影をすればアンパンマン並みに光り、
皺も白髪も増えて「恥ずかしながらたった今竜宮城から帰ってきました!」
と敬礼して話す横井さん状態。

私は今、昔を振り返りながら、同時に今の自分を確かめている。
そして今年、私はなんと年男。
12年に一度の牛祭り、12年に一度の自分怪奇いや回帰。
まさに髭男爵じゃないがルネッサーーーーーーーーンス!

頑張っていこうと思う。ただひたすらにそれだけだ。

このブログもいつ消滅するかは不明だが、それまで指と爪の間から
血を流しながらレゴを組立続けようと思う。

今年一年が皆さんにとってルネッサーーーーーーーーーーンス!
でありますように。

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