2009年1月20日火曜日

一億総タケコプター化計画


その昔、私は「ドラえもんの道具で何が一番欲しい?」と言われ
あまたの級友が「どこでもドア」と言う中で
「タケコプター」と言ってみんなに「何で?」と驚かれた。
「どこにでも行けるから」と答えると
「それならどこでもドアで十分じゃん」と一蹴される。

皆、旅の楽しみというものを分かっていない。
その場所に行くまでの過程が楽しいんじゃないのかね?
デートも最初にどこに行くか、何を食べるか、いつ手をつなげばいいか
その後のうんぬんかんぬん…などという妄想が楽しいのじゃないかね?
私のタケコプターへの熱い思いは誰にも理解されることなく
合理主義を信条とする味気のない多くの「スネ夫」たちによって
粉々に打ち砕かれてしまった。

別の「スネ夫」にはこうも言われた。
「だいたいさ、髪の毛に直接タケコプターつけてぐーって上に飛んだら
髪の毛抜けるじゃん。俺いっつも気になるんだよね」と言われて
ますます腹が立った。

あれから20数年が経過した今となっても
私のタケコプターへの思いは色あせることがなかった。
そんな夢のあるナイス30'sの頭を悩ませるのがこのニュース。

風車の近くに住む住民に頭痛やめまいなど体調不良を訴える人が
増えているという記事。
風車が回る時に出る音が原因ではないかということで環境省が調査をするようだ。
うーん、せっかく環境にやさしいことやってるのに
人間に害があるかもしれない…というのはなんともつらい話だ。
インチキエコロジストの私はこうしたマイナス要因が見つかることによって
「なら風力発電なんてやめちまえばいいさ」という意見を言う
極端な人たちが増えるかもしれないという懸念を抱く。

そこで私はまた考えた。
日本という狭い国土に風力発電所を建設するということ自体が
もはや無謀なのではないか?
渡り鳥がぶつかって生態系に影響を与えるとかいう以前に、
風車同士がぶつかって壊れる、というくらい過密な状態で建設するか、
それくらいじゃ役に立たねえよ、というくらい少ない数しか建設されないか、
極端にいえばそのくらい立地環境の選択肢はない。
国土も狭けりゃ資源もない、口と根性が曲がった首相が舵取りをするこの国で
もはや「明日のエコでは間に合わない」などと国民を煽っても
曲がってんだから、曲がった方向にしか進まないのだ。

であれば、一億総タケコプター化計画を打ち建てればいいのではないか。
大きなタケコプターをそれぞれが1つずつ頭の上においておけば
好きな時に飛んで行けるし、黙って外を歩きながらでも
発電することができるじゃないか。
しかも極端に大きくないから、発電時に低周波が出て
頭が痛いということもないかもしれない。
なんて素晴らしいのだろう。どこでもドアならぬ「どこでも発電」
しかもいつでもどこでも飛んで行けるタケコプターにもなる。
飛んで行った先でもすぐに発電。便利極まりない。
しかもおしゃれな3色展開、などとすれば女子高生も発電するだろうか。
なんと素晴らしいアイデアではないか。
私は今いつになく本気で考えている。

もはや地球を救うのは猫型ロボットではない。
たれ目型ビジネスマンに違いない。
なで肩ビジネスマンでも可。

私は続けて、再生可能エネルギーについて考えてみた。
風力、太陽光などの自然エネルギーもすばらしいが
メタンガス発電、バイオマス発電の類で「おなら発電」
頭皮のつややかな男性鏡のような頭皮を利用した「頭皮発電」
もうこれはドクター中松を越えられそうな勢いで
さまざまなモデルが浮かぶ。
これを天才と言わずして何というか。

今日も自分のアイデアに酔いしれてしまった私であった。


にほんブログ村 その他趣味ブログ LEGO・ブロックへ
(一緒に事業化しよう!という方はワンクリック)

4 件のコメント:

やまだ さんのコメント...

ほぅ・・・。
プロジェクトレポートのテーマがそのように大転換していたとは意外でした。

楽しみにしてます!!

レゴ風呂goo! さんのコメント...

やまださん

タイムマシーンによる旅行会社とか
暗記パンを活用した学習塾なんてのもいいなぁ。

でもやっぱり一番はビックライトで大きくなりたい!

かつくん さんのコメント...

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090121-00000004-yom-soci

今度はこれを レゴ化へ。

匿名 さんのコメント...

ルネッサ~ンス
というより、
イノベーショ~~~ン
という感じでしょうか。

ドラえもんのタケコプターは、反重力(?)で浮いているそうなので、頭皮への負担は少ないと考えられます。

by 近頃前の人

ブログランキング・にほんブログ村へ