2008年12月7日日曜日

トラのパンツが永遠のパンツなのか

「どうしてもパンツが見たかった」
非常に衝撃的かつ短絡的な動機に、記事を読んで
「これは本当にそうコメントしたのだろうか」と疑いさえもってしまった事件。
相変わらず携帯カメラでの盗撮事件は絶えないが、
35歳にもなったいい大人が
「どうしても牛角のロースが食べたかったんだよな~」などのレベルで
「どうしてもパンツが見たかったから」と語っていた段階で
私なぞは「もう日本は終わったな…」と思ってしまったわけです。

まあここでお縄になってしまった35歳(私と同じ年)の彼を責めても
笑ってコケにしてもあまり面白くありません。
ただこの手の事件が発生すると疑問に思うのは
お縄になった彼らの脳細胞に叩き込まれた「お縄になるほど見たいパンツ」
というのはどういうものなのか、ということです。

これは実際に、お縄になった方々にアンケート調査をするなどして
「あなたが追い求めていたパンツとはどのようなものですか?」
などと聞いてみないことにはわかりません。
でも、もし仮にですよ、
日本全国の男性に同じ調査を行い、お縄になった人たちの
「理想のパンツ像」と平均的な日本人男性の「理想のパンツ像」の間に
大きなかい離があったとしたら、これはある意味大きな発見です。
ある一定範囲内の理想を持ちやすい傾向がある男性は
慢性的に、あるいは突発的に「どうしてもパンツが見たい」
という衝動に駆られて、盗撮行為を行ってしまい、
結果お縄になる可能性がある、と言える(かもしれない)のです。

たとえば、我が家の次男の最近のヒットソングは
「ピンポンパン体操」です。
1972年、日本レコード大賞の童謡賞を受賞した、
「ずんずんずんずん…」で始まるあれです。
http://jp.youtube.com/watch?v=NXJfvnKMUtM

もちろん私の生まれる前の曲なので、私は知らなかったのですが
今になって4歳の次男にその曲のことを教えられました。
次男は「虎のパンツはしましまパンツ、はいてもはいてもすぐぬげる~」
とうたっています。本当の歌詞では「虎のプロレスラー」「すぐとれる」
らしいのですが、まあ彼の歌的にはどっちでもいいのでしょう。
ここでも「しましまパンツ」という言葉が出てきます。

「虎=しましまパンツ」と子供の頃から刷り込まれている
30代後半以上の大人がたくさんいる可能性があります。
するとですよ、街かどで「おまえはトラかよ」と思うような
女子高生に出会った場合に、頭の中をこのロジックが行き交い
「本当にしましまパンツなんだろうか、見てみたい」と思うのではないでしょうか。
ただし、これは意識があるのか無意識レベルかでそうなるのかについて
また議論が分かれるところですが、これがもう少し下の年齢層になると
「しずかちゃん=白いパンツ」となって
「あ、しずかちゃんみたいな子だ」と思うと
「本当に白いのかな?」と検証欲求が高まるのではないでしょうか。

まあこれらは私が簡単に想像できる範囲なので
ごくごく一般的な日本人男性の「理想のパンツ像」
あるいは「思い出のパンツ像」であって
お縄になった人とは微妙に違うのでしょうが
そういう「理想のパンツ像」がお縄になった人たちにもあって
それが非常に他と偏りがあるからこそ、普通の人であれば
「そんなパンツの奴なんかいねえよ」と笑って終わりになるところを
「どうしても見たい、探したい」とついついお縄になるまで
追い求めてしまうのではないでしょうか。

実にアカデミックな話題になってきました。
この手のアカデミックさにはかなり燃えますね。
くだらない事象を無理やりアカデミックなことに落とし込む、
これがまたたまらないですね。やめられません。

だとすると、その偏りのある「理想」あるいは「思い出の」
パンツというのはどこでどう見たのでしょうか。
犯罪に至るほどに衝撃を与えたパンツとは何か、
そしてそれをみたきっかけは何だったのか。
かなり興味をそそられます。
「なんと人間とは難解な生き物なのでしょうか」
ちょっと渡辺謙みたいにかっこよくセリフを決めた自分を想像したところで
今日はおひらきとさせていただきます。

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8 件のコメント:

Taro さんのコメント...

トラのパンツは分かりませんが、
「どうしてもパンツが見たかった」には、
呆れてしまいますよね。

「理想」のパンツと「思い出」のパンツ。
実におもしろい♪

レゴ風呂goo! さんのコメント...

Taroさん

ありがとうございます。
理論に賛同していただけたようですね。

くれぐれも深追いには注意してくださいね。

匿名 さんのコメント...

『どうしてもパンツが・・・』の境地には
達しませんが、私はどちらかというと、
『尻派』です。なので、エスカレータなど
で前に立つ人が女性の時は、ついつい目が
お尻に行ってしまいます。。。

その瞬間に、私の頭ン中の8bit 回路が
目まぐるしく作動し、対象物(お尻)が
私の中で定義される『イイお尻DB』のいづれ
かにHITするか否かを計算します。
(その間、およそ2秒)

そんな私も、更なる境地を追い求めた結果、
深追いしすぎで【ガチャリ】とならないよう
気をつけなくては!
との注意勧告を受けたような記事でございま
した m(_ _;m

やまだ さんのコメント...

マリリンモンローの「7年目の浮気」のスカートがめくれそうなシーンに皆がドキっとするように、男にとってパンツとは単なる「パンツ」というモノ以上の何かがあるのです。そう、男にとってパンツとは、夢なのです。憧れなのです。

おそらくこの人は「どうしてもパンツが見たかった」とは言っておりますが、パンツというモノではなく、「パンツを見るという行為そのもの」を求めていたんだと思います。そして、パンツ(夢、憧れ)への探求、そのプロセスが持つドキドキ・ワクワク感こそが曲者で、中毒性を持ってどんどんエスカレートさせていってしまった要因なのでしょう。

顧客はモノではなく経験を買うというマーケティング理論を裏付けとして、私は「パンツ麻薬理論」を提唱したいと思います。
この男のやったことに対して一切同情はできませんが、マリリンモンローのoh!モーレツポーズにドキっとする以上、あらゆる男の人にとって魔が差す危険性がないとは言い切れないと思います。

レゴ風呂goo! さんのコメント...

ゆーさん

検索時間2秒とは
かなり膨大なデータ量のDBとみました。

情報漏えいには十分にご注意ください。

レゴ風呂goo! さんのコメント...

やまださん

なるほどパンツには麻薬性があると。
とするとその辺の大学生辺りが隠れて栽培してたりするかもしれないですね。パンツ。

さらにはそれを買ってはいてるスポーツ選手もいるかもしれません。

根深い問題ですね。

匿名 さんのコメント...

こんにちは、
「斜め後ろに座っている人」です。

 頭の中に、「パンツ神経回路」という特別な脳内神経回路が出来ていて、それが興奮しまくっていたのでしょう。
 こうなると、本人の表層の意思では、どうしようも出来なくなってしまうので...趣味も程々に。

レゴ風呂goo! さんのコメント...

斜め後ろに座っているあなたへ

レゴ神経回路によって
どうしてもレゴで表現してみたかった…

なんてことで変なものをつくらないよう気をつけます。

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