今月初旬、次男のクラスで飼われていたカメが脱走、という事件が発生した。
カメなだけにそれほど遠くには行っていないはずなのに
見つからないまま2週間以上が経過。
すでに天国へ召されたのではないか?と思い、善良な都民の私は
いつも妻に「チキン」呼ばわりされている心を痛めていた。
ところが先週末事態は思わぬ展開を見せる。
幼稚園の園庭で子供たちが遊んでいる最中に花壇の土が盛り上がり、
そこからカメが顔を出して、みんなに発見されたのだという。
あまりにうるさい子供たちの声を聞き、ここは怒鳴りつけてやろう!
くらいのことを思って出てきたのだろうか。
怒鳴るどころか、声を発する間もなく見つかってしまった。
現在カメは別の場所で冬眠支度をしてもらい、春まで静かに眠ることになったという。
なんとハートウォーミングな話だろう。
そんな心温まる話を聞いているとき、妻に
「ねえ、バンカメって言い方は昔からそうだったの?」と聞かれた。
「そうなんじゃないの?」と答えてやる。
すると新聞を見て顔をあげ、私を試すようにこう言った。
「ねえ、マンUって何か知ってる?」
「え?マンチェスターユナイテッドでしょ?」
「くそぉ、知ってたか」
私は無知で普段から漢字も読めず、若者文化からも遠く離れており
「ガンダムダブルオー」を見ても「ガンダムまるまる?って、丸の中に
何か言葉入れろってことか?」というような健全な発達を遂げている
30代オヤジである。オヤジぶりなら誰にも負けないが
普通の略語も十分知っている。
「じゃあテストね」
しまった、また妻にいじられてしまう…と思ったが逃げ場が既にない。
私は妻のカタカナ略語テストを受けることになる。
「人名略語ね~まずはハマショー」てな具合に問題がでる。
①ハマショー
②ヤマタツ
③キムタク
④イナジュン
⑤クボジュン(この辺で既に試され感がある)
⑥マツケン
⑦ハセキョー(ここまでは正解)
⑧サトエリ (ソニエリなら大丈夫だった)
⑨マツジュン (想像もつかない)
⑩クドカン (くどうかんた?)
「じゃあ次の問題ね。 ヒロミ・ゴーは?」
「それ略語じゃないじゃん!」
「じゃあ、最近よく出てくるけどキンコンは?」
「…わからん」
「下に「ソウサイ」つけたらさ」
「それカンコン葬祭だろ!」
「ギニアから来たのね、私、って人いたでしょ?」
「それサンコンだろ!」
というやりとりがあったところで
「ハイ、だめね⑪キンコンも」
と、こんな感じになった。
ちなみに他の略語では「テニプリ」(手にプリン?と言って笑われた)
ツンデレ(全く何かわからなかった)
ヤンデレもクーデレも知らず。うまそうな菓子か北欧のバンドか何か、
うーん、とにかく北欧の匂いが漂うな、デレ系用語は。
所詮私の知っている略語など、
キャバクラ、ボディコン、セクハラ…程度である。
バンカメをカメだと思わなかっただけでも社会人として
恥ずかしくないレベルだと胸を張れる。
(カタカナ略語で赤っ恥経験のある方はワンクリック)
4 件のコメント:
せめて浦島太郎を乗せてほしかった。
略語テストの項目が若干古い・・とか言うと殺されるのだろうか・・・。
かつくん
まぁ助けたカメじゃないからね。
やまださん
・・・かもね。
まぁ私のレベルに合わせたのかもしれませんが
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